お宝シリーズ−8 遅いものは 安全ダーー | STAFF BLOG

お宝シリーズ−8 遅いものは 安全ダーー

 

皆さん、お宝シリーズ−8は以前ご紹介した私のサインです。

 

1970年80年代はデモ、コーチ、そしてスキー教師をしながら全国各地に出張し大勢の方々とお会いしました。

その際、サインを依頼されて書いています。

ほとんどが「速いものは 美しい」です。

 

「速いものは 美しい」の言葉の由来は、大学時代に日本人初のアルペンスキーの銀メダリスト・猪谷千春氏の講演を聴いて感銘を受け5年ほど経過して考えついたのです。

猪谷氏はアメリカに留学中、学業が忙しくトレーニングの時間が無いためスキーの成績が落ちてしまい、自分を取戻すため誰よりも美しく滑ってアピールした結果、スキーの成績が伸びてメダリストになったそうです。

 

講演での話は私の中で熟成され「速さ」と「美しさ」のキーワードとなりました。

大学、カザマスキーとレースを続けていたとき、私よりパワーのある選手、テクニックが優れている選手が周りにいました。

パワーやテクニックで対等に戦っては叶わないと感じていた時、「美しさ」は常に頭の中にありました。

また、速さの象徴となる戦闘機やスーパーカーなどは、無駄を省き極限まで速さを追求した形は美しく憧れでした。

 

デモに転向した頃は、キーワードの「速さ」「美しさ」はどちらも私の滑りを表現するのに欠かせないものになりました。

サインを頼まれる頃にどのような言葉を利用するか悩みましたが、最終的は「速いものは 美しい」に決定しました。

 

 

写真は私にとって大切なお客様の一人Wさんに書いた私のサインです。

「遅いものは 安全ダーー」

この言葉の由来もあります。

以前ご紹介した八海山の平川氏が「速いものは 美しい」を掲げていた私に皮肉交じりに「遅いものは 安全だ」と話したのです。

この言葉を聞いてこのワードをいつかは使えないかと虎視眈々に待っていました。

 

Wさんとは長い間柄なので性格やスキー技術は熟知していました。

毎回レッスンに参加すると最初は良い滑りを見せてくれます。

アドバイスすると真剣に考え込むタイプでだんだんスピードが落ちてしまいます。

虎視眈々だった私はここぞとばかり「遅いものは 安全ダーー」 サインしました。

最初はWさん、ガッカリだったようです。

しかし、このサインは2回か3回しかサインしていません。

貴重であるかは人によって判断の違いがあると思いますが、サインした私にとって貴重で思い出深い出来事でした。

 

Wさんはキャンプ中の「コババー」の生みの親です。

月山キャンプが始まった頃、朝から夜のミーティングまで働いているスタッフに気遣い、ミーティング後はお酒を飲める場を提供してくれればスタッフは休んでください、と言ってくれました。

これが「コババー」の始まりです。

「コババー」によって知らないお客様の間に和が生まれたのです。

この和によって今でもキャンプに参加してくれるお客様が意外と多いのです。

Wさんは私にとってお客様でありスキー仲間の一人です。

 

 

小林平康

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コメント

代表のレッスンに初めて参加してから、もうかなり長い年月がたちますが、速いものは美しい、の由来を聞いたのは初めてかも。

  • yoshiko
  • 2018/11/06 13:48

yoshikoちゃんへ

話す機会が無かったのと、何故と質問もありませんでした。
皆さん、「速いものは 美しい」を見た瞬間理解するのでしょう。
それで由来は話さなくても良いかなと勝手に思っていました。

由来にまつわる話はまだありますよ。
あの当時はスピードで基礎スキー界を変えたいと思っていたので速いスピードには興味とこだわりを持っていました。

戦闘機やスーパーカーの他にも速いものに憧れていたのは、ゴルフのヘッドスピードやテニスのサーブの速さに興味がありました。
ゴルフやテニス選手の動きを研究しスキーに役立てないかとゴルフとテニスを自分でやってみましたが出来ません。(笑い)


小林平康

  • 小林平康
  • 2018/11/06 18:10