お宝シリーズ−9 先鋭スキー技法の原点 | STAFF BLOG

お宝シリーズ−9 先鋭スキー技法の原点

皆さん、お宝シリーズ−9は当時の基礎スキー界を牽引していたスキーヤーを特集した「先鋭スキー技法の原点」です。

 

スキージャーナル紙が1977〜79年にかけて3冊発行した本です。

77年は私は出ていませんが、78年鹿島槍スキー場、79年はオーストリア・キッツシュタインホルンで撮影しています。

スキーヤーは、関 健太郎氏、丸山隆文氏、藤本 進氏、平川仁彦氏、三枝兼径氏、山田博幸氏、村里敏彰氏、79年はオーストリアデモ・アルフレッド・アウアー氏、イタリアデモ・カルロ・デメッツ氏が出演しています。

 

私にとってデモの大先輩達と同じステージで滑れることに緊張しながら撮影に臨んだ記憶があります。

一人一人が個性的で自分の滑りに自信と信念を持っている人達です。

滑る前の各自の雰囲気はレースと違う空気が漂っていました。

性格もまちまちで行動も尋常ではありません。

編集を担当したスキージャーナル紙の皆さんは大変でした。(笑い)

 

鹿島槍スキー場では新雪や悪雪もあって、写真で見る以上の悪いコンデションを見事に攻略する滑を見ることが出来ました。

私が基礎スキー界に転向する前の時代のスーパースターだった藤本氏とはこの撮影で初めて会話しました。

実は藤本氏の滑りを1972年ごろのデモ選考会で見ていました。

私の姉が選考会に出場していたのを応援していたとき黒菱の斜面を軽快に滑っていたのです。

他の選手に失礼ですがスピードが遅いので退屈していた時だったので、姉に思わず「あれは誰」と聞いています。

藤本氏はただ者ではありません。

この選考会の最終種目はポールを滑る「制限滑降」

この時、私は制限滑降の前走をしています。

なぜなら、大会役員だった方から「小林前走しろ」と命令が下り従ったのです。

後から聞いた話ですが、私が前走するとき藤本氏の周りをオガサカスキーの写真が囲んで見せないようにしていたようです。

藤本氏は大変自尊心の強い方で自分より早い人を見るとそれより早く滑るようで、転ばすに滑れば優勝を確実なので目隠しをしたとのことです。

個性が強い方でしたが二人で話しているときは、優しく何故か私を可愛がってくれました。

 

この本のおかげで大先輩はじめ沢山の方と知り合いになりスキー界で活動するキッカケになりました。

また、撮影中の思い出をいつかはご紹介する機会を作りたいですね。

 

 

小林平康

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