青空シリーズ2&幻想的な写真
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- 2020.09.22 Tuesday
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皆さん、シリーズの写真がまだありますので紹介します。
スキーをするとき青空の下で爽快に滑る快感は素晴らしいものですね。
しかも雪質や斜面状況が良いときはテンションが高まり潜在能力を引き出すキッカケになると思います。
天気が良いことは斜面、雪面がハッキリ見えるため最高のパフォーマンスを出したくなります。
最高のパフォーマンスを出そうとするとき潜在能力を引き出す、こんな循環が皆さんの実力をワンランクアップさせることが出来ます。
逆に天気が悪く斜面が見にくい、雪面が悪いと潜在能力を引っ込めてしまいがちです。
しかし、天気が悪い状況でも最高のパフォーマンスで滑ろうとしているレーサーやエキスパートがいます。
気持ちを入れ替えて悪い状況で最高のパフォーマンスで滑ることをお勧めします。
最高のパフォーマンスから潜在能力を引き出す循環になると全天候が上達するチャンスですね。
月山キャンプの牛首に飛び込む斜面変化を攻略しています。
コンデションが難しいときこそ誰もが最高のパフォーマンスを出そうとします。
Kさんは斜面変化を攻略するため斜面にへばり付くエッジングで滑っています。
この時、斜面変化でスキーが浮き上がるのをどのように押さえことが出来るか、潜在能力を引き出すチャンスですね。。。。
こちらも月山キャンプで牛首に飛び込んできたWさんです。
ロングターンでちょうどスピードが上がって左ターンに入ってきました。
左手が雪面に突くほど傾けてバランスを保っています。
本人は意識していないバランスです。
潜在能力を引き出せる環境が整ったのでこんなバランスを覚えられます。
こちらも月山キャンプです。
牛首に飛び込んで右ターンを始動したEさん、踏み替えタイプですが急斜面では両スキーを同時操作します。
このように難しいコンデションで技術を引き出すキッカケをつかめます。
写真は斜度感が分かりにくいけど相当の急斜面で内スキーは必ず雪面に接地しているので操作が覚えやすいのです。
月山キャンプでのA君。
この時の課題はTバー横の斜面で角付け角を深めるレッスン・トレーニングでした。
潜在能力があると思っていたので深い角付け角のベース作りに時間をかけてから急斜面でトライしてもらいました。
VOLKLの文字が良く見えますね。
両スキーとも角付け角は深く雪面を良く捉えて外スキーはセンターからたわんでいます。
多分、本人の感覚に今までにない抵抗感で滑っていると思います。
かぐらキャンプでオフピステ(春のザラメ状の雪)で撮影をメインに滑っているOさんです。
外スキーバランスになりがちでエッジングを強くすると、反動を受けてバランスを崩しがちですが、この時は雪が不安定だったので両スキーでバランスを保っています。
両スキーから雪煙が上がって左右のバランスが良いと思います。
色々なコンデションを体験すると潜在能力を引き出すことが出来るよい例ですね。
ヨーロッパスキーツアーですね。。。。
急斜面の入口から2ターン目の切り換え直後のIちゃん。
ショートターンで腰が上下するタイプでしたが、この頃から腰の高さを安定させて切り換えをするようになりました。
雪煙の量からするとスピードも速く、落差のある斜面のため深回りを仕上げて切り換えています。
前はエッジング終了時に腰が少しだけ下がっていました。
そのため切り換えると脚部(膝・足首)の返しが使えませんでした。
切り換え直後に上体が先行するバランスは脚部の返しが出来ている証拠ですね。
こちらはNZで撮影した太陽をバックに幻想的な写真です。
青い空に雪煙が上がるとカーテンのように太陽を隠して幻想的な写真のようになっています。
またMさんがバランスのよい滑りをしてくれたので絵になっていますね。
斜面変化で急斜面に飛び込んだタイミングなのでダイナミックさが伝わってきます。
タイミングと言うとこの写真。
Eさんの両足の間に太陽です。
雪面と太陽が同じレベルなのでこのような幻想的な写真になっています。
スタンスが広めで滑っているとこんな写真が出来ますね。
もし、スキーの向きが横向きなら違う写真になってしまいます。
今度はスキーのトップに太陽が光っているこの写真。
雪面の頂点だからこの写真が撮れました。
雪煙を見るとしっかりとしたエッジングで仕上げてから急斜面に飛び込んだ瞬間ですね。
そのタイミングでスキーのトップに太陽がありますが、実は太陽の前にはKさんが上げた前のターンの雪煙があるため幻想的になっているのです。
もう一枚、何かというとブーツの底とプレートの間の隙間が見えます。
前のターンで上がった雪煙で白くなっていますが。もし違う方向から滑ってこのタイミングなら隙間から青空が見えるでしょう。
この隙間、そう簡単に撮影できるものではありません。
条件が整ってしかもスキーヤーが意図的に滑ってもなかなか撮れないと思います。
ラッキーー、Kさん。。。。。
以前、NZで子供達のトレーニングをしていた時期に、Mt、Huttスキー場が濃霧でワンターン先が見えないコンデションになりました。
子供達はこの濃霧では斜面が見えないのでトレーニングが出来ないと愚痴を言ってきました。
ちょうどその時、グッキーレッスンで中里に来ていた、オーストリーの元デモンストレーター、マルティン・グガニックがいたのでグッキーに子供達のため滑ってくれと頼みました。
快く引き受けてくれたグッキーは、濃霧の中しかもウインドクラストしている急斜面を何事も無く普段と同じように滑っていきました。
それを見ていた子供達は何も言わずに何回もその斜面にトライし、だんだん滑れるようになったのです。
このような状況で何回もトレーニング出来たので良くなったと思います。
皆さんはトレーニングする時間が限られている環境なので、同じテーマを何回も繰り返すことが難しいと思います。
そこで私が皆さんにお勧めしたいのは、レッスンでベースを覚えたらすぐに実践することです。
しかし、レッスンするような安定した斜面だけで何回も繰り返していませんか????
技術を習得するとき覚えるため必要なことですが、身につけることが出来るとは限りません。
レッスンでベースを覚え、「実践」してこそ身に付きます。
皆さん、秋めいてきたこの時期、本来なら冬の準備をしている頃ですが皆さんは如何ですか!
コロナの影響を受けて準備が出来ない人いると思います。
しかし、季節は否応なく来ます。
スキーが出来る環境作りから始めてください。
環境が出来ない人も中にはいるとおもいますが、出来る人はぜひ人間本来の活動と写真のような快感を求めて準備してください。