アンバランスのバランス | STAFF BLOG

アンバランスのバランス

皆さん、10月に入りすっかり秋の季節を感じるようになりましたね。

 

大雪山・旭岳に初冠雪の情報も入りシーズンが近づいていますが、皆さんの準備は如何ですか!

20〜21シーズンに向け各メーカー、ショップ、スキー場、宿舎などが活動しています。

 

コロナ禍でそれどころでないと言う人もいることでしょう。

特に医療従事者の皆さんや今の経済を支えている皆さんは大変な思いで仕事に励んでいると思います。

そんな皆さんに感謝するとともにスキーをすることで経済の下支えをしたいと思っている方も多いと思います。

 

難しい時代ですが、スキーが人生を豊にしてくれるスポーツなのでスキーが出来る環境の人は積極的に取り組んで欲しいと思います。

 

今の世の中をスキーに例えると「アンバランスのバランス」ではないかと勝手に思っています。

セオリー通りならやってはいけないことが、やらなければならない瞬間がスキーにはあります。

この時のバランスをアンバランスのバランスと思っています。

 

このアンバランスのバランスは色々なコンデションを体験して得られるものです。

悪いコンデションほど必要になるテクニックと思います。

アンバランスのバランスが出来るのでスキーはダイナミックなスポーツと言われる所以です。

 

最初は完全に両スキーが浮いているバランスです。

前のターンで踏み込んだスキーの反動で浮かされています。

予想していなかったMちゃんは瞬間的に右腕を上げ両足を伸ばしています。

この右腕と両足を伸ばしたことでアンバランスの瞬間をバランスを取戻して次のターンに繋げています。

本人に聞いていませんが、本人が意図的に行った運動ではないと思います。

このように外スキーが内スキーより高い位置になる瞬間、バンク状を滑っている人なら快感となりますが、意図的でないと恐怖感が強いでしょう。

 

 

 

上の写真と同じタイミングですが、こちらは両スキーがたわんで安定したバランスに見えます。

このときYさんは内スキーでバランスを取っています。

外スキーを踏み込んでバランスを取ったのではなく、遠心力とうまく釣り合ってバランスが取れていますのでこちらも「アンバランスのバランス」でしょう。

よくあることですが、本人が意図的に運動した結果と違う場合にアンバランスのバランスが表れます。

私はこのように遠心力などの外力と釣り合ったバランスが大好きです。

こうなるのではないかと思ってその通りの結果になった時の快感はスキーの醍醐味ですね。。。。

 

 

 

ギリギリのバランスがアンバランスのバランスの瞬間です。

このとき外スキーを踏み込んだら転倒します。

M君は「ヤバイ」と思った瞬間ですが、このあと繋げています。

バランスとを取戻した要因に左ストックでバランスを支えていたのです。

皆さんも「ヤバイ」と思う瞬間があると思います。

内側のストックで雪面を押さえて身体のバランスを支えることと、外側のストックを上げて身体を支える2つがアンバランスのバランスになった瞬間に表れる現象です。

これを覚えるには色々なコンデションを体験するしかありません。

 

 

 

こちらは意図的に行ったアンバランスのバランスです。

滑るコンデションが良かったので思い切った滑りをKちゃんはしています。

色々なコンデションを体験するか、もう一つは限界を超える滑りに挑戦するとき、それまでの自分にとってアンバランスのバランスになる可能性があります。

本来は外スキーでバランスを取りたいタイミングですが、内足を伸ばして遠心力に釣り合うバランスに入ろうとしています。

両腕を広げて身体を支えています。

視線が次のラインを見据えているのも意図的に滑っていることを表しています。

低いポジションになりがちな滑りを、高いポジションにトライして自分にとってのアンバランスのバランスになった瞬間です。

 

 

 

 

最後にコブ斜面で見かけるアンギュレーションです。

この瞬間も私はアンバランスのバランスと思っています。

身体の正面で仕事をした方がやりやすく、スキーと身体の向きが正対しているとバランスよく動けます。

しかし、コブ斜面のように斜面変化が激しく回転弧を小さくしたい場合は、このようなアンギュレーションが必要です。

正対と違うところは、

スキーが右向きに対して身体は谷向きです。

ストックは身体の後ろに突いています。

スキーは切り換えてフラットになっているのに両膝は「膝の返し」で谷向きになっています。

色々なところに正対と違う要素が詰まっているアンギュレーションこそアンバランスのバランスの一つと考えているからです。

 

ショートターンのレッスンでアンギュレーションをよく行いますが、本人にとって今までに無いバランスとなるため思い切ってトライして覚えてください。

 

 

アンバランスのバランスをテーマにしました。

同じコンデションだけで滑っているとセオリー通りの滑りが出来ても、ワンランク上になるには時間がかかります。

そこでお勧めはコンデションを変えたり、コブ斜面やバンク斜面、ジャンプなどを取り入れてください。

前回も紹介した「潜在能力」全ての皆さんに存在していますので頑張りましょう。

 

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