お宝シリーズ−11 特集ありがとう小林平康 | STAFF BLOG

お宝シリーズ−11 特集ありがとう小林平康

皆さん、1982年に私はデモを引退しました。

 

このタイミングでスキーグラフィック紙は私の特集を本紙に2号続けて掲載してくれました。

20ページほどの特集なので異例です。

実はこれまでスキージャーナル紙にお世話になっていたので、スキーグラフィック紙のオファーは断っていたのですが引退のタイミングで引き受けたのです。

編集長はじめ担当者の熱意はもの凄く私はタジタジだった記憶があります。

 

特集だったのでカラー写真を沢山採用してくれ、気に入った写真をご紹介します。

 

撮影場所は立山です。

12月の立山は自然が厳しく美しい山です。

大学時代は年に3・4回立山に籠もって合宿していました。

2年先輩の佐伯さんは当時立山・地獄谷にあった「房治荘」の息子にあたります。

 

立山は地形が変化に富んでいるので色々な方向に斜面があります。

したがって、撮影する場所と時間は朝日が昇って落ちるまで撮影できます。

モデルにとって過酷な場所(笑い)でした。

もちろんリフトはありません。

 

カメラマンはじめ編集の皆さんの熱意のせいかこちらも気合いが入り沢山滑りました。

雪質が最高のパウダー・光と影のコントラストが絶妙で、さらに斜面変化があるためスキー技術を見せるには世界でも類を見ない撮影場所です。

この時、立山には撮影チームが4組か5組いたと思います。

 

被っている「イカ帽」で時代が分かりますね。

スキーはカザマスキーの「GENESIS」私が基礎スキー界に転向するために作られたスキーです。

トップに5つの穴が空いています。

他のスキーと差別化するために採用された穴から、雪が「ところてん」のように飛び出してくるのを思い出す方もいらしゃるでしょう。

立山の雪は特別です。

風のない夜中に積もった雪は人間の身体が半分以上埋まるほどの柔らかさです。

しだがって、ターン中にスキーが40〜50cmほど埋まっているのでターン後半にスキーを浮かせて身体の反対に飛び出させるパワーが必要です。

このパワーが無いと深雪で大変苦労します。

下の写真はこのパワーと地形を利用して飛び出た瞬間を狙ってもらいました。

 

 

腰と足の位置を考えると飛び出した際、スキーを前方に「送り出す」動きがあり、この送り出しが深雪攻略の要で難しさでもあります。

現在は、ファットスキーである程度の技術で深雪攻略出来るようになったのでスキーの楽しみが倍増できたと思います。

 

皆さんも来るシーズンで、新雪・深雪に恵まれたら存分に楽しんでください。

 

この特集によって私の活動幅が増えてスキー技術を考える機会が増えました。

スキーグラフィック紙にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

 

 

小林平康

 

 

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